紅と黒の旋律
己の手は血で穢れ
斬っても 斬っても
心は潤わず………
返り血にまみれて
今日を生きる。
いつ死んでも
分からない戦場下
英雄と言われようが
幾ら強かろうか
渇きは癒えず。
虚しく曇天の空を仰ぐ
大切な物が出来たって
裏切られるの。
それならば
そんなの要らない
欲しい物に手を
伸ばしても
空(くう)を斬るだけ――
――それは過去の話
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