ダイヤ小説
□運命
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御幸視点
【相棒と感じた出会い】
アイツと出逢ったのは一年の最後らへん。
礼ちゃんが連れてきた少年は沢村というらしく長野の田舎から見学に来たらしい。知らなかったのかドラフト一位指名の東先輩を敵に回し野球で勝負をする事になった。
まぁ東先輩は天狗になっていたから俺がキャッチャーを申し出る。
(少しはひっこんでくれないとな)
ボールを何球か受け勝負が始まった。
表情が固かったから一回うたれたら堅さを取ろうとしたら軌道を急に変えた。
どうしてかと聞いたら「あそこは打たれると思ったから」と来た。
まぁ、笑わずにはいられなくなり笑ったら怒鳴られた。
性格は素直だろうな…
まぁピッチャーの球種は知らないといけないから聞いたら
「ストレート一本」
と来たもんだ。
コイツおもしれー!
「つかはなせよ!お前アイツのまわしもんだろ!!」
「ちげーよ。お前さ一人で野球すんのか?」
「…!」
「二人であの怪物倒して作品作ろうぜ。とゆー訳でよろしくな。相棒」
「は、い…」
まさかの返事が帰ってきた。
コイツが入ってきたら面白いだろうな、とまだ早い事を考てしまうほど楽しみだ。
やっと堅さが取れ腕を鞭の様に振る。
「入って、ますよね?」
今ボールが曲がったような…
「ははっ…」
ムービンクかよ…。アイツストレート一本とか言いながらちゃっかり持ってんじゃねーかクセ球を―
さて、次はカウントを貰おうかな…
同じ所に投げさせるが半歩ずらしファールになる。
だが東先輩はファールで粘り10球目になり最後の一球を投げストライク―
すると沢村は吠えた。多分勝った事にだろう。
その後練習で会ってなく見送りは出来なかった。
来るかどうかは知らないができることなら来てほしい。
そう思いながら練習に励む。