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この下より御礼文になります。
内容は、グダグダ系下ネタになります。下品な上、省吾のキャラが崩壊気味です。
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「ねえ、Hしたい」
「……みすずって明け透けないよね、やらしいなあほんとに…」
「うるさい。するの? しないの!?」
「…したいです」
「じゃあ文句言わないの!」
「…ごめんなさい」
そんなグダグダなやり取りから始まる情事。
省吾が身につけているお気に入りのサロペットを肩から外すと、それを見ていたみすずが口を開く。
「ねえ、それわざわざ脱がないといけないの?」
「…え? ……そりゃ、脱がなきゃできないだろう?」
省吾は何言ってんだとばかりに言葉を返す。
「えー、だってさ、ここから出せばいいんじゃないの」
と言い、チャックを指差した。
確かにチャックを降ろせばいい話かもしれないが、そこには彼のこだわりがある。
「え……、だって汚れたら嫌だし」
「汚れるって何が?」
「ズボンが」
「そんなに汚れるもん?」
「いや、気をつけてても結構飛び散ったり濡れたりするだろ」
「何が?」
「いや、……体液とか」
『体液』という単語を口にするのが恥ずかしいのか、若干照れながら言う省吾。
「汁ってそんなに飛び散るかしら?」
「汁って言い方するのよせよ…」
そして自分とは逆に、『汁』などと明け透けもないみすずの発言に、女の子のくせに下品だなと省吾は思う。
「いいじゃない汚れたって、後で洗うんだから」
「何かいやだ、気持ち悪い」
「何かいやだって、もう、神経質なんだから…」
「うるさいなあ。するの? しないの?」
「するわよ」
正直会話のせいで萎えてしまったのだが、彼女の裸でも見ればとりあえず勃つだろうと気を取り直す省吾。
脱いだズボンをしわにならないように床に置いた。
「それにしても、こんな安物に別に気つかわなくてもいいんじゃないの?」
「(むっ)安物じゃないよ」
「えっ、安くないの? 5千円くらい?」
「2万3千円」
「は!!?」
「な、何だよ。そんなに驚く事じゃないだろ、大袈裟だな」
「あんたズボンにいくらかけてんのよ! 馬鹿じゃないの!?」
「いいだろ、僕がズボンにいくらかけたって! 君には関係ないじゃないか」
「しかもオーバーオールごときに」
「オーバーオールじゃないよ、サロペットだよ!」
「どっちだって同じでしょ」
「違うよ!」
「どっちもジーンズでしょ、おんなじじゃない」
「同じじゃねえっつってんだろ!!!」
「…………(いつもの省吾じゃない)わ、分かったわよ。でも、結局作業着じゃない、汚れてなんぼのものに2万もお金掛けるなんてやっぱり馬鹿じゃないっておも「サロペット馬鹿にすんなあ!!!!!」
この後、すっかり萎えてしまった省吾は「サロペット馬鹿にするような貧乳女とは二度としない」と言いながらズボンを履き直してしまった。一方みすずは、土下座して「サロペット馬鹿にしてすみませんでした!」と謝るまで許しもらえなかったとかなんとか。
とにかく、人のこだわりに深くつっこんではいけないと悟ったのだった。
end
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省吾君のキャラが崩壊していてすみません。
いや、オーバオールタイプが多い中でサロペットを着ているという事は、サロペット派で彼の中では強いこだわりがあるのかなと思いまして。
因みにオーバーオールとサロペットの違い『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
〜なお、サロペットは肩紐が背中で交差されたタイプ(クロス式)のものをいい、現在主流の背中の臀部から肩紐までが一体になっているタイプ(ハイバック式)をオーバーオールと呼ぶのが正しいと言われる。