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□第六話 『襲撃』
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その頃ダアト港では…
「さて、まずは導師様にお会いしなければなりませんね。」
「導師様って…フローリアンがなったのか!?」
「いいえ、違いますよ♪」
にっこり。
「じゃあ誰が…」
「アニスよ。」
ティアがきっぱり答えた。
「アニス!!?
何であいつが導師になったんだ?」
「それは本人から聞いた方がよろしいてしょう。
まぁ、彼女なりに考えがあって導師になったと思いますが…」
「俺がいない間にやっぱり変わってるんだな…」
思いつめている。
「みんな、預言に縛られないこの新しい世界を生きようと頑張ってるのよ。
変わる事は悪い事じゃないでしょ?ルーク。」
「………うん……そうだな!
俺…考えすぎてた;;;」
微笑んだ。
「それじゃあ…行きましょう。」
「そうだな。」
「お二人さん…行く前に噂の主が現れたぞ。」
「えっ!?」
ルークゥ〜〜〜〜!
「あれって…アニスじゃねぇか!!」
「ハァハァハァ!
迎えに来たよ♪」
「わざわざ出迎えご苦労様です♪
タトリン導師♪」
「いいえ♪何もですよ大佐〜♪」
「でも、あなたが迎えに来たのは仕事をサボりたかったからでしょう?」
「てへ///やっぱり気づきました〜大佐?」
「それゃあ…あなたとは付き合いが長いですから♪」
「仕事をほったらかしにしたら駄目でしょ、アニス。」
ティアは少し怒り気味で言った。
「大丈夫〜!後でちゃんとやるから♪
それよりも何か用事があってきたんじゃないの?」
「その事何ですが…」