贈られた幸せな物語
□love
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「…Zzzz」
「…まだ寝てるわ…(寝顔可愛い…)」
「…んー………」
「……起きた…?」
「……Zzzzz」
「…はぁ」
映画がすべて終わり、もう周りには誰もいない中
ルークは未だに、夢の中にいた。
少々呆れながらも、可愛いと思いながらルークを見つめるティア。
「(…綺麗な肌…パックとかしてそうなくらい…)」
ぷにっと、頬に触ってみる。
すると、揺すっても起きなかったルークが、うっすらと目を開けた。
「…ティア…?」
「!!!」
一瞬、心臓が止まる。
しかし起きてはなかったみたいで、再び、目を閉じてしまった。
「(よかった、無意識みたい…)」
いやよくないよくない。
「ルーク、起きて!」
「ん〜〜〜…」
ティアの奮闘はまだまだ続きそうです。
(でもまあ…こうやってルークと一緒にいられるのだから、こういうデートも悪くはない…かしら)
fin?
→おまけ