贈られた幸せな物語
□love
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「ルークー…」
そろそろ、起こすのが疲れたきた頃。
このままいくと日が暮れそうだと思ったティアは、ルークの鼻をつまんでみることにした。
もしかしたら苦しくなって起きるかもしれないと、少し期待しながら。
むに。
「……Zzzzz」
「………」
「……んー…」
「……はぁぁぁぁ」
起きない。
「………ィア…」
「……え?」
やっと起きたと思って、耳を傾ける。
「…ティア…………俺…」
しかし、ルークは二文字の言葉を呟いて
また再び、夢の中に入っていった。
ティアが感動して泣いてしまったことと、ルークが呟いた言葉は
彼女しか、知らないこと。
おわり
→あとがき