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□第二話 『相容れぬ二つの焔』
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夜が明けた。





「うっ、う〜ん。はっ!私いつの間に寝たのかしら?」





ス〜〜ス〜〜…




「ルークはまだ寝ているのね。」





(私、ルークの腕の中で眠ったみたい………///っ!)


「私ったら!何を変な事考えてるの!!ただ、私はルークのそばに居たくて!それなのに…あーもうっ!!どうして、私は素直になれないの!!」



「…そんなに自分を責めるなよ…ティア…」





「ΣΣΣルーク!?起きてたの?」





「うん…ティアの声が聞こえたから。」





「ごめんなさい、起こしちゃって。」






「そんな事ねぇーよ、ティアは俺が悩んでた時慰めてくれたりしただろ?
今度は俺がティアを慰めたりする番だ。(照れて言う)」







「…ばか………でも、ありがとう…ルーク。」

(ルークの為…私の為にも、素直にならないといけないわね…。)心の中でティアは決意した。
自分もルークのように変わるんだと…。



「しかし、ティアの意外なとこ見れたな…」少し笑っている





「えっ!?何を?」






「ティアはいつもクールで弱音なんか吐かない強い軍人だと思ってたけど、中身はやっぱり女の子だったって事。」








「もうっ!///ルークなんて知らない!!!」



ルークに背を向けた、顔が真っ赤なのだろう
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