second book
□あなたの笑顔が好きだから
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ある日のこと…
「ティア!ありがとう。」
微笑む。
私が好きなのはあなたのあの優しい笑顔…
あの優しい笑顔を見ると私の胸は高鳴るの…
苦しいぐらいに。
ねぇ…ルーク、私…こんな気持ちになったの初めてよ…だから私を…
「お〜い、ティア!何ぼ〜としてるんだ?」
顔を覗き込む。
「ふぇっ?
あっ!ごめんなさい、つい考えごとしちゃって;;;///」
顔を真っ赤にしている。
「そっか…だけど具合とか悪かったら言えよ。お前いっつも我慢して言わないから。」
「ありがとう。でも…具合が悪いとかじゃあないの…
あなたに…」
「俺がどうしだって?」
「///やっぱりいいわ…気にしないで。」
「何だよ〜気になるじゃんか!」
「///そう言われても…」
ティアは顔を真っ赤にして、言おうか言わないか迷っている。
「隠し事しないって約束したじゃんか♪
だから言ってくれよ。」
満面の笑顔。
(もう!!///あの笑顔は反則よっ!これじゃあ言うしかなくなるじゃないの…///)
あまりの恥ずかしさに下を向いている。
「あなたの…その笑顔が好きなの…///」
後半の部分は恥ずかしくかなったのか、声が小さくなっていった。
「………。」
ルークはティアを見て黙っている。
(何で私言っちゃったのかしら…嫌に決まってるわよね…こんな可愛げもなくて、冷血女って言われる奴にあなたの笑顔が好きだって言われたら…)
ティアは自分の言った事に後悔をした…
「ティア…」
「…何?
えっ?ルーク!?」