second book

□大切な場所
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俺はタタル渓谷に来ていた…


この場所は俺にとって…いや…
俺とティアにとって大切な場所だ。


俺らの旅の始まりの場所であり、終わりの場所だった。






最初の俺らはすごい雰囲気が悪かった…まぁ、ほとんど俺のせいだったけど…







あの時の風景はとても綺麗だったな…
月の光りがセレニアの花を照らしてて…セレニアの花はそれに応えるかのように綺麗に光りながら咲いていた。







今はまだ夕方だからあの綺麗な風景はまだ見れないな…

















…あの夜の風景を思い出すと、帰ってきた時の事を思い出すな…



あの時のティアはいつも通りの軍服を着ていて、顔は大人っぽくなっていたから少しびっくりしたな…しかも、人前では泣かないティアが俺の為に泣いてくれた。
あの時は凄く嬉しかった…俺は帰って来たって実感できた。


そして…俺は今日この場所で、ティアに思いを告げようと思う…
2年間とゆう長い月日を待たせた彼女に…。
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