second book

□仕事よりもあなたが大切
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(やっぱりこうなるのね…










ここで騒動を起こすわけにはいかないわ。






かと言って黙っていたら、この人達に何されるか分からないし…










……はぁー……どうしてこんな道を歩いてきちゃったの私…)











ティアはため息をしながら目をつぶってこの場を逃げ出す方法を考えた。

















「おい!女っ!!大人しくこっちこい!!」













男がティアの腕を掴もうとしている。









すると…




























「お前…







誰の腕を掴もうとしてやがる…?」


















「っんだどてめぇ!誰に口聞い…

















グベェッ!!!」











男が吹っ飛んだ。



















「えっ!?」







ティアは驚いて目を開いた…







目の前にいたのは、











朱い髪で瞳が翠色の青年…














「ルークッ!!」

















「俺の大切な人に手を出すんじゃねぇっ!!!






















「あなたは…ファブレ子爵!!












お前らっ!










逃げるぞ!!」







紳士らしき男がそう言うと男達は逃げて行った。




















「ふぅーやっと行ったか。






それにしても…ティア!







どうしてこんな道を歩いてんだ?」
















「\\\私は…その…か、考え事をして歩いていたらいつの間にかこんな所にきちゃって…」








顔が真っ赤。













「ふーん……ティア!顔が真っ赤だぞ。



もしかして、俺に惚れた?」












からかうように言った。
















「\\\もうっ!ルーク!!からかわないで!!!





たしかに惚れたけど…\\\」









最後の方は小さな声で恥ずかしながら言った。









(惚れてるに決まってるじゃない\\\!!!)
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