長編小説(家族)
□桜の木の下で
1ページ/4ページ
「ー…リボーンっ!!」
イタリアのある森林の奥にあるボンゴレファミリーの本拠地に子供の大きな声が響く。
呼ばれた本人、リボーンは後ろを振り返る。
リボーンは現在、呪いが解けて元の姿(大人)になっている。
「お前達か、どうした?」
リボーンに駆け寄ってきたのは雲雀夫婦の子供達。
「あのね、リボーンにお願いがあるの!!」
金糸雀が笑顔で言う。
金糸雀の笑顔は綱吉が満面の笑みで笑った時と同じだ。
「お願い?俺じゃなくて他の奴に頼めばいいだろう?俺の性格分かっているだろう」
「…リボーンじゃなきゃ頼めないの」
「リボーンはお母さんの次に偉いでしょ?」
「そういう事!!ね〜リボーンお願い!!」