旧和
□刹那散る…
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刹那散る しかと聴かれぬ花の音を
君がためにと
咲き散るこゑも
(刹那に散る、花の音を、しっかりと聴いていてください。あなたに届けようと必死な、咲き散るあたしの声も。)
*春に定番の、桜を見て詠んだうたです。
(画像の風景は牡丹桜)
花はとても儚く散ります。そこがまた魅力の一つですよね。
恋をする女のコもおんなじで、
「すぐに散ったっていいから、あたし、届けなきゃ!」って。
一生懸命恋の花を咲かせています。
「散る」 その音さえも、
最後まで聴いていて。
と、桜も、恋する乙女も思うのではないでしょうか?