頂
□小春日の…
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小春日の 雨にたぐひて
桃色は
ちりにちりなむ
さらぬ別れに
(小春日。
雨のせいで小路で塵となる、桃の花のように。私の恋情は、涙に散ってしまったどうしても避けることのできない別れによって。)
*尹様のサイトのキリ番を踏ませて頂いた際に、図々しくもリクエスト致しました。
テーマを「春」でお願いしたところ、このような素晴らしい「春」を表現してくださいました!
*返歌*
長雨に ちりたる桃の
掬ばれず
たたずむのみに
いと心憂し
(長い雨に散ってしまった桃を、掬うことが出来ませんでした。
ただ眺めて、佇んでいるだけのあたしは、とても情けないのです。)
*勝手に尹様の短歌に返歌したものです。