旧和

□千尋にて…
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千尋にて そばまむひとの撫づる手も
玉ゆら逢瀬
わびしきなりと

(ずっと長い間、すねていようと思うの。あなたの撫でる手があっても。
ほんのわずかな間の逢瀬では心細いのよ)


*千尋の尋は長さや広さ大きさの単位だそうです。
両手を左右に広げた長さです。
だから「千尋」で非常に長いことってゆう名詞になるらしいです。
千尋は現代でいうメートルの「長い」を意味する言葉だと思うのですが、今回のあたしの短歌を見てください。「時間の長さ」ではありませんか!!笑


時間の長さをジェスチャーで表したりするでしょう?
ほんのちょっとだけ、とかって。
あんな感じです。イメージして下さい(無理やり)

ずっと長いこと、なんて言ってるけど、実際は手で表せるくらいの時間の長さ。
「このくらいっ!」
て言っていっぱいに手を広げてるんです。
だけど撫でる手があるから、ほらもうスネてなんかいられない。


対する玉ゆらは「ほんのわずかな間」と言う意味。

上、下の句それぞれに反対の意味の単語をおいた言葉遊びですね♪


長いことスネるよっ!
ちょっとしか一緒にいれないなんてっ!


ってわがまま言ってみているかわいい短歌に仕上がりました*(仕上がったのか?笑)

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