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「止まらない」
気付いた時には…もう手遅れ。
俺の恋は、出会ったあの日から走り出していた。
土方から預けられた子猫の「ナオ」を飼い始めて、今日で丁度一週間。
土方は約束通り、毎日俺の家に来てナオの世話をしてくれている。
近頃は銀時もバイトを早く切り上げて家に帰るようにし始めた。
早く、土方とナオに会いたくて…
いつもなら帰宅しても誰もいない部屋。
それが日常だった。
けど、土方が家に来てくれるようになって、それが次第に変わってきた。
他愛もない話をしてナオとジャレあって、のんびり過ごす。
たったそれだけのことなのに、そんな時間が嬉しくて仕方なかった。
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