テガプロ早分かりブック

□死神界の住人
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雪子/籠女
(せつこ/かごめ)
―大丈夫、じ合えば…い合えば…必ずえる―

28歳程の人間の女性。
青薔薇地区にある青薔薇遊郭の元太夫。
艶艶の黒髪は丸髷。桜と蝶々柄の紅色の艶やかな着物は裸逞に着崩されている。
陽気で気さくな性格。初対面の相手にも明るく接する事が出来る。その性格は太夫だった当時も他の遊女から尊敬されていた。
しかし辛い気持ちを押し殺して作り笑顔や強がりな態度をしがち。
その昔、青薔薇地区が激しい襲撃を受けた時彼女の両親が亡くなり、偶然森に置いていかれた彼女を誰かが拾った。女だと解った瞬間遊郭に売り飛ばされたという。産まれた時から遊女として生きる事を定められていたその子供は「籠女」と名づけられた。
結楽と云う戦争が原因で別れてしまった恋人を冬の夜空の下待ち続けそのまま凍死してしまった。雪の様な真っ白な肌の幽霊の自分と恋人と過ごした自分は別人だと区別させる為に幽霊になってからは自分を雪子と名乗るようになる。


櫻坂結楽
(さくらざか ゆら)
―謂ったでしょう?私の前では感情を押し殺さなくて良いって。きたいのなら泣いても良いのですよ。―

29歳程の人間の青年。
櫻坂道場と云う名の知れた道場を経営する家系の息子。良家の息子だからって無条件で期待を寄せられる自分に嫌気がさしていた。しかし自分と似た境遇を持つ籠女と出逢い少しずつ心が和らいでいった。
何もかも包み込む様な優しい温かい性格。余りにもクローバーと容姿が似ていた為見間違えられた程。
武器は弓矢。幽霊になった後は唯一悪霊を消す事が出来る札を貼られた弓矢で死神界に蔓延る悪霊を倒している。


莓辜
(まいこ)

10歳程の少女。
呪鸞に引き取られた訳アリの幽霊の少女。
緑色の長い髪に淡紅色の眸。黄緑色のキャミソールのみを華奢な躰に纏っている。
言葉が喋れない。喋れない代わりに大きく身振り手振りをして自分の意思を伝える。
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