BOCALOID
□カイ×レン @短編
5ページ/10ページ
「・・・だぁら・・入ってくんなって言ったろぉが・・ッ」
「・・ふぇ・・?」
カイト兄さんは、いつもより滑舌が悪い気がする・・。
どうして・・・。
ぎゅッ
・・・え?
抱きしめられてる?僕。
「・・・もぉ・・・とまんねぇよ・・?」
「・・・ふぇ?・・・ななな何が・・ッ」
言い終わる前に塞がれる唇。
ベッドに押し倒され、より激しさを増したキス。
「・・んァッ・・らめぇ・ッ・・・ンンッ」
僕の抵抗なんて、カイト兄さんにはきいてないみたいだった。
僕の口から漏れる、
聞いてて鳥肌がたつような、
聞いたこともない、甘い声。
すると、
兄さんの手が、僕のネクタイをするするとはずし始めた。
「ちょ・・ッ!にぃ・・さぁッ」
外したネクタイで、僕の両手首をきつく縛る。
「いった・・ァ・・」
「・・っるせぇ」
おかしいよ?どうしたの?カイト兄さん。
僕、こんな兄さん知らない・・・・。
服を無理やり脱がせると、今度は僕の首へと唇が移る。
「ンン〜〜ッ////」
羞恥心が一気にこみあげる。
僕が男である以上、カイト兄さんは男の体のつくりをよく知ってるから、
逆に・・・恥ずかしい。
(まだ、こんなもんか)
(レンってこの程度)
とかって思われるのが、本当に恥ずかしくてたまらない。