□奏吾君とぬすっと
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夜、寮の前にある男がいた


泥「ククク…今日はこのでかい家にするぞ…。こりゃあ期待出来そうだな」



泥棒がいた



泥「何々…上島っていうのか…よし。入るぞ」



奏吾の部屋



泥「リビングには良さそうな物がなかったな…仕方ないから起こさないように盗むか」



ガチャ



泥「…なんだガキの部屋か。しかも汚いな…。まあ財布の金盗るぐらいにするか」



奏「ラーメンだぁぁ!!!」



泥「のわぁぁぁ!!!」



奏「とんこつ味噌…むにゃ」



泥「寝言か…驚かせやがって…っ!!!」



ガシャッ



泥棒、棚のカバンを落とす



奏「ん?」



泥「(まずい…)」



奏「ど…泥棒?」



泥「いや…違うんだ…俺は」



奏「うわぁぁぁ!!!僕死んじゃうよぉぉ!!!」



泥「死なないってば!!!だから大声ださないでって!!!ちょっと聞いてくれるかい?」



奏「うん?」



泥「僕は貧乏だからちょっと他人の物を借りて来ただけなんだ…。でも三日後には絶対返すんだよ」



奏「なんか可哀想…」



泥「(よし…同情してくれちゃってるよ…今のうちに逃げ…)」



奏「僕も手伝う!!!」



泥「(な…何ぃぃぃ!?!?)」
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