短編
□僕を飼ってください
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陽平は奏吾を抱いた後、部屋のドアの前に立ち、一言放つ
「あんたは俺のペットなんでね。大人しく出来るでしょう?」
陽平は部屋から出ていった
奏吾は二週間前、陽平に犯された。
その時、同時に陽平の忠実なペットとなった
奏吾は服も着ず首輪をし、鎖で壁に繋がれている
ご飯も二日に一回、少量しか食べさせて貰えない
奏吾は床に倒れ、項垂れていた
涙や涎が乾いたあとの肌は少し荒れる
奏吾は首をあげ、陽平が戻るを待つ
「陽平…奏吾は知らないか?」
「知りませんよ?」
一週間も帰って来ない奏吾を裕は心配していた
「そろそろ警察に電話するか?」
「いいんじゃないですか?寺田さんは案外しっかりしてるんで…帰って来ますよ」
「そうだといいが…」
裕はうつ向いた。表情からそうとう心配しているらしい
「陽平…奏吾はお前の事…大好きだったな」
「そうでしたね…どうかしましたか?」
「…いや」