小説

□あくまで執事
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ミッション_00G8


よう!俺、ロックオン・ストラトス。CBのガンダムマイスターで、狙撃が得意な20代独身健全男子だぜっ☆....ん?なんで明確に年齢言わないかって?お前さん、大人ならそこは流してくれよ。...俺の言いたいこと、分かるだろ?

おっと、話がそれたな。
俺たちは今、ユニオンのとある市街地近郊にある屋敷に潜入している。なんでも、ここに軍部の有力者が居るらしい。
そこで俺らは表向きはハウスキーパーとして働くんだと。...ん?執事じゃないのかって?
....それは俺も思ってるさ。

「やはり家事をやってくれるというならば、執事ではなく家政婦だろう」
....なんつーか、多分雇い主の趣味だな。こりゃ
俺が今身に纏ってるのは、所謂フリルエプロン。
世間一般の家政婦もこんな服は着てねぇっつーの
...しかも土地柄も時代も完全に無視してやがる
ヨーロッパ好きなのか!?そんなにメイド萌えなのか!!??

「私は滅多にここには戻らないからね。すぐに部屋が埃だらけになってしまうのだよ。君には手間をかけさせるね」
「い....ぃえ」

謝る以前に、服を寄越せ。
俺は今すぐこの頭のイカれた雇い主の煩悩の塊みたいな服を脱ぎ捨てて、クールな執事になりたいんだよ!!え?俺じゃクールな執事っていうより、世話好きなお母さんだって?
せめてお父さんって言ってくれよ.....


てなかんじて、俺らのミッションはこんなユルいテンションで始まったわけだ。
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