SHORT NOVEL
□Confession
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ねぇ…
この気持ち
どうやって君に伝えよう━━…?
〜Confession〜
｢はぁ…｣
｢ツナ､最近溜め息ばっかついてんな｣
山本が声をかけてきた
どうやら俺は無意識に溜め息が出てたらしい
｢え?そ､そう??｣
｢何かあったのか?｣
｢な､何もないよ!｣
｢…本当かよ｣
いつもはよく笑う山本だけど今は野球をする時みたいに真剣な顔をしている
｢…解んないんだよね｣
｢なにが?｣
｢前は京子ちゃんが好きだったのに今は…｣
｢何とも思わなくなったんだ｣
｢……うん｣
｢他に気になる人がいるとか?｣
ギクッと身体がハネた気がした
｢…ふーん､で?｣
｢な､何が…?｣
｢相手はどんなヤツ何だ｣
｢ど､どんなヤツって言われても…｣
｢……もしかして同性のヤツ?｣
｢!!?｣
驚いて勢いよく顔を上げた
｢やっぱな〜…｣
｢…どうして解ったの?｣
｢…俺も同じだったからな｣
｢お､同じ?｣
｢ああ…俺も好きだって自覚あったし｣
｢…今は?｣
｢付き合ってるぜ?｣
｢本当に!?｣
｢ああ､いつ告白しようか迷ってたらいきなり相手から告白されてさ｣
｢そうなんだ…相手って誰?｣
｢あ〜…｣
｢どうかしたの?｣
｢あんまし大きい声出すなよ?｣
｢?…うん｣