SHORT NOVEL

□You side
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「綱吉お兄ちゃん?」
「あ、ごめんね」
「次止めたらかみころすから」
「ハイ……」

こんな頃から使っていたんだ
そう言えば雲雀さん小さい頃の話しない
聞いても「どうでもいいでしょ」って言う
これはひょっとして聞けるチャンス?

「雲雀さん」
「なに?」
「此処に来る前は何処にいたの?」
「……公園」
「友達と遊んでたの?」
「ううん……独りで」
「……寂しく…ないの?」
「なれた…」

そう言う雲雀さんの瞳はとても寂しそうで……
今向こうにいる雲雀さんは寂しい思いをしてるんじゃないかって思う
ねぇ雲雀さん
俺達もっと早く出逢えていたらこんな寂しい思いさせずにすみましたか??
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