SHORT NOVEL

□Confession
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勢いで此処まで来ちゃったけど…
雲雀さんが此処に居るとは限らない

「…どうしよう」
「何が」

行きなり後ろからから声がして身体がビクリと跳ねた

「ひ、雲雀さん…?」
「ねぇ…」
「はっはい!」
「邪魔なんだけど」

俺は応接室の扉を背にしている状態だった
雲雀さんに謝りながら其処を避けた

「ねぇ…」
「はいっ!」
「入らないの?」
「へ!?」

雲雀さんが扉を開けて待っててくれた

「あ…入ります」
「…じゃさっさと入りなよ」
「失礼します」

応接室は何時入っても豪華(?)だ

「突っ立ってないで座りなよ」
「はい」

黒いソファに近付いて座った
何故か向かい合う形ではなく雲雀さんが隣に座って来て緊張は増すばかり長い沈黙が続く

「何か…用事があったんじゃないの?」
「あ、……はい」

何て言えばいいんだろ…
行きなり言っちゃって良いものなのだろうか…?
てか言って軽蔑されたらどうしよう…!
た…立ち直れないかも…(泣)

「……ねぇ」
「ッ!?ご、ごめんなさい!!」
「何で謝るの」
「へ!?な、何でって……何ででしょう…?」
「僕に聞かないでよ」
「スイマセン…」

何か溜め息憑かれそう…だって……

「あ、あのぉ……」
「何?」
「俺…」

心臓が凄いドキドキ言ってる
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