03/04の日記

05:48
動悸のわけ:灰銀、京
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何となくそう思うのは、
周りのやつらが言うからで
俺自身は、そんな風に思わない。

京「……」
?「あ…」
京「…あ…」

スタジオを出ると不意に後ろから
声がした。
振り向くと其処にはあいつが
突っ立ていた。

?「…収録ですか?」
京「せや…。」

会話が続かない。
何でこんなに突然なんだ?
こいつに逢う時は何時も突然。

?「…ツアーのDVD見ましたよ。
京さん格好良かったです。」
京「おおきに…自分らも急がしのに
わざわざ…。」
?「俺の憧れですから。」

会うたびにこの言葉を口にする。
何ら変哲もない言葉に何故動悸が…?
俺は何かの病気か?
笑顔でその場を立ち去る相手を
黙って見送った。
それが最後に会った時のこと。


俺は海外へあいつは日本で活動し
会うことは無くなった。
あいつに会わなくなってから
動悸も無くなった。
かと思ったけど…、

「to京さん
海外での活躍いつも聞いてます。
頑張ってください。
from真緒」

まめにメールをよこす真緒。
返したことが無いから
いつも一方的なメールだ。

京「…うーん…」
もともとメールが苦手な俺は
何て返信したら良いのか分からない。
気さくに返信出来たらどんだけ
楽なのか知れない……。

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