れいにー★ひーろー
□気持ちの整理、的な
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山本君に、告白された。
しばらく呆然としてたけど、
ずっとそこに突っ立ってる
訳にもいかないから、
とりあえず家に帰った。
今日も、お父さんはまだ帰ってなくて、
お兄ちゃんもまだ部活らしくいなくて、
弟は相変わらず部屋にこもってた。
昨日と同じくあたしの様子から
何かを察してくれたお母さんに、
晩ごはん(今日は肉じゃがと焼き魚)を
食べながらまた相談をした。
山本君に告白されて、
嬉しいんだけど、
あたしなんかが山本君と
付き合ってもいいのかな
っていうのと、
ファンクラブの人に睨まれるのが怖い
(っていうかすでに睨まれた)っていうのと、
付き合ってもうまくやってける
自信がないっていうのと。
全部お母さんに話した。
そしたらそこで、
お父さんが帰ってきて。
(タイミング悪っ！)
酔っぱらってたけど…
あたしが元気ないのを、
すごい心配してくれて。
お母さんに促されて
(“大丈夫だから”って言われた)、
お父さんにも山本君のコト話して。
そしたら…
「周りを気にしすぎるな。
もっと自分に自信を持て。
そして、自分が信じた道を行け」
って言われた。
何だよえらそーに！って思ったけど、
その通りかもしれないと思った(癪だけど)。
それ聞いたら何かサッパリして、
お父さんにありがとうって言ったら、
酒くさい顔で頬ずりされたから
頭ひっぱたいてやった。
(髭とか痛いんだからね！)
あたしは、明日、山本君に
ちゃんとお返事しようと決めた。
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