Labyrinth(話)

□2限目:追憶
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退屈だ。
何が退屈かってその…退屈だ、何もかも。


眠くなるような授業での話、聞いてる奴なんか殆ど居ない
喋ってる奴や早弁してる奴、PSPしてる奴までいやがる。

まぁそんな中で俺が何をしていようが気にされない訳だが
特に今の席は俺にとってはかなり特等席だった。

一番後ろの窓際の席
この時間帯は日が差し込んできて心地よく眠気を誘う。


睡魔と格闘しながらも隣の席に目をやると
意外にも高杉はきちんと授業を受けていた。

…まぁ、きちんととは言ってもただ話を聞いているだけで
頬杖をついたままノートを取ったりする様子は全く無いのだが。

それでもこのクラスの奴にしちゃあ相当な真面目っぷりだった。







2限目:追憶













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