銀魂(話)

□流れ星の子守唄
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※攘夷戦争時代銀→←高
 流血注意!








何時からこんな戦争が始まったか何てもう憶えてねェ…何年も何年も続くこの戦いの終止符はどこにあるのだろう
だが、戦っていく中で俺達は薄々気がついていた。この戦いで俺達の勝利は無い…敗北に終わるのだという事を。
そんな中でじゃあ俺達は一体何故闘い続けているのか…そんなの、俺自身にも判らなかった。
只仲間を守る…大事なモンふが手からすべり落ちちまわねェように、ひたすら刀を振るっていた。



「なぁ高杉。」
「…何だよ。」
「こんな事、何時まで続くんだろうな…」
「…知るかよ、んな事…」



周りには誰ともわからない死体が転がっている中、俺と高杉は、血まみれの衣類を身に纏い横になって空を仰ぐ
一体何人の敵を切り、何人の仲間を失ったのだろうか…その数は計り知れない
そこら中に散った血生臭い香りを、冷たい夜風が運んでそれを鼻に擽らせた。



「なァ高杉…」
「…?」
「この戦争が終わったら飲みに行こうや。辰馬やヅラも一緒だ。馬鹿みてェに騒いで、笑って…それを毎日繰り返すんだ。」



空に手を翳しながら言いそっと高杉の手に自分の手を重ねると、高杉はそれを振り解くことはしなかった
そう俺等は…少なくとも俺は、この戦いに勝ち負けを求めて戦い続けるんじゃない
これ以上大事な仲間を失わない様に…そして、ありふれた日常を取り戻す為に戦うんだ。



「…ククッ、んな金あっかよ馬鹿。」
「だよなぁ…じゃあ週一くらいで。」



そんな夢物語を言いながら、何時の間にか眠りに付いた。






流れ星の子守唄




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これは甘いの?何なの!?
いや、只の管理人の突発的な妄想なんだけどね←

 

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