銀魂(話)

□大嫌い…けど、大好き
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※銀→高設定






「…なぁ、どうしたら俺の事好きになってくれる訳?」



突然何を言い出すのだろう、この男は。久々に家に呼び出しやがったかと思えばこれだ…
隣に座った銀髪の天然パーマは真剣な眼差しでんな事を俺に問い掛けた。



「…質問の意味が判らねェな。」
「だーかーらー、どうやったら俺はお前に好きになって貰える訳?」



(…だからそれが意味判らねェっつってんだよ)

そういった所できっとこいつは同じ事を繰り返し言うからその言葉は飲み込んだ。



「…なぁ、やっぱりお前は俺が嫌いか?」
「何言って…」
「俺は好きだよ?お前の事。」
「…っ!?」


どうしてコイツはそういう恥かしい事をサラッと言えんだ…!!
呆然とする俺を横目に、銀時は柔らかく微笑みながら此方を見据える。
楽しくて仕方ないって顔だ…ムカつく。



「…お前のそういう所、俺ァ大嫌いだ。」
「そりゃどうも。」
「なんで『嫌い』っつってんのに『どうも』なんだよ…」
「だって高杉の『嫌い』は『好き』の裏返しだろ?」
「そっ…!!」



そんな筈ねェだろォが…そう言い返したかったのに、その通りだからそれ以上何もいう事は出来なかった。
だからコイツはムカつくんだ…何時も人の事どこまでも見透かしやがって



「…お前なんか、世界一大嫌いだ。」
「そりゃあ最大の賛辞だなァオイ。」



でもまぁ、こんな言葉で喜ぶお前が見れるなら…なんて、柄じゃねェから死んでも言わねェが。







大嫌い…けど、大好き
でも一回位素直に『好き』だと言ったら、コイツはどんな顔をするだろう。






end

あとがき↓
以上銀高でした…!やっぱり高杉は多少へタレであって欲しい!
でもへタレ且つツンデレであって欲しい…!!(ぇ
ここまでお付き合い下さり有難う御座いました^^

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