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□育つことのプラスとマイナス *
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既に延べてあったらしい布団に下ろされる。こういう時だけは準備良いなこいつ。
『さーて土方さん、何から使います?やっぱりここはオーソドックスに』
総悟の首に腕を回して、深く口づけた。呆気にとられている気配が伝わってくる。
『…随分積極的ですねィ』
『俺、そんな道具よりお前を直に感じたい…だめ?』
上目遣いでそう聞くと、総悟の目が泳いだ。
『でも、これ使いたいし』
『今日は特別に、俺から色々サービスしようと思ったのに…しなくて良いのか?』
う、と口ごもる。あと一押しだ。ここまで揺れてしまえば、あとはこっちのもの。
『いつもは恥ずかしくてできないけど…今日ならできそうだったのに…』
『え、そうなんですかィ』
『でも総悟がそっちの道具でしたいなら良い。もうこんなこと言わない、から』
総悟の手から、袋が落ちた。
見えないようにほくそ笑む。自分の甘えた声が気持ち悪くて、鳥肌が立った。
『ん、んん…ふぁ』
『土方さん…どんなこと、してくれるんですかィ』
いつもより切羽詰まった愛撫。かなり興奮してる。
『ぁ、だめ…そうご、俺がしてやるから…ちょっと離せ』
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