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□好奇心と昼下がり
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「ぅひゃう!?」

彼女の耳をミントの細長い指がすすす、と撫でてきたためポムニットは背筋を伸ばした。

「わ、わ、私、そこが弱いのをご存じですよね!?ねっ!」

「はい、わかっていますよ」

「なっならほらっ!昼間からはちょっと!いけないと思うのですよ!?」

「うーん、でもずっとずっとこの耳を触りたかった私の探求心が…ね?」

「どっどんな探求心ですか!」

ポムニットが真っ赤な頬で耳に蓋をするとミントは心底悲しげなため息を漏らした。

「うぅぅ」

―悲しそうなミントさんを見るのは胸が痛みます…が、午後の職務を全うするためにはここで耳を捧げる訳にもいかないんですよぅ…―

ポムニットが葛藤をしていると、突然ミントの瞳が好奇心たっぷりに輝いた。

「じゃあ、こっちは…」

「っー!?!?!?」

カチューシャに隠れてる角をそっと触ったミントの前でポムニットが何とも言えない悲鳴をあげて2人きりの午後は今日もまた過ぎて行く…

【END】

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