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□好奇心と昼下がり
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穏やかな午後。
ポムニットは仕事の休憩時間に屋敷を抜け出し、ミントの家でティータイムをまったり楽しんでいた。
―今日もミントさんのハーブティーは美味しいですねぇ…。葉っぱを貰って作り方を教えてもらわないとっ―
そうポムニットがゆるゆると頬をゆるませていると、後ろから軽く体重がかかった。
振り向からずともこの部屋にいるのはポムニット以外に家主しかいないため、さほど驚く風なくカップを持つ手を保ったままスキンシップを受け入れた。
「今日もポムニットさんは日向の良い香り」
「いえいえ、私よりミントさんの方がお日さまの香りがいたしますよ」
我ながら恥ずかしい返しにポムニットがぽっと照れながらティーカップにソーサーを重ねたその時。