ユーリ
□久しぶりの愛
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「ねぇユーリ…。」
「うん?」
「……暑い。」
梅雨前の少し蒸し暑い日
汗はかかないが体はベタベタする
「昨日は寒かったのにな。」
そんな日に私はもっと暑くなっている
「昨日も暑かった気がするのだけど?」
ユーリが抱きついて離れない
「そうか?俺はとっても寒かったけど。」
「そんな服だからじゃないの?」
この露出狂が。
って声には出さないけど言ってみる
「そうじゃねーよ。」
ぎゅっと抱きしめる力が強くなった
「昨日会えなかったんだ。今日ぐらい、いいだろ?」
すっごく暑くって、すっごく鬱陶しい
でも嫌じゃないから、むしろ嬉しくって
ちゅっとユーリの唇に自分の唇をあてた
久しぶりの愛
(でも暑いのは暑いよ。)(そうか?気のもちようだろ。)(そうなのかな?)