ホモ部屋
□アイスクリーム
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「〜♪」
鼻歌混じりで、部室の掃除をする謙也さん。
そない楽しいならあと任せます
言うたら直ぐに
あほか!!
って突っ込まれた。
「暇ッスねー」
「掃除せえや、ドアホ」
「謙也さんと違て俺そんな掃除得意やないんで遠慮しときますー」
「まあまあ、そんなこと言わんとやれや」
だらだらと部室の掃除をすれば(謙也さんが)、一層夏の暑さが身に染みる。
「アイス食いたいッスねー」
ふぅ、と息をついて、謙也さんはこっちを見た。
「よっしゃ、光買うて来い!」
にっと笑って言う謙也さんの台詞を華麗にスルーして、携帯を弄る。
暇そうな、それでいてアイス買うて来てくれそうな人を探す
白石部長と銀さんは…、間違いなく自分で買って来い言うやろな。
副部長…あれはあれで忙しそうや
一氏先輩と小春先輩は何やイチャイチャされて暑さ増す気ィする
金太郎はあかん。絶対先食う
千歳先輩ならいけるやろか。
「しゃあないな、一緒に買いに行くか」
結局数分悩んだ末に出た結果は謙也さんの一言で無に帰った。
「謙也さん一人で行ってこればええやん」
「そんなこと言うとったらアイス奢ったらんぞ」
「すんません、俺が悪かったッス。」
持っていた箒を投げ捨てると(と言っても使ってすらいないのだが。)カランという音を立てて転がった
END
「謙也さんー、やっぱり俺ぜんざいが良いー」
「あほぬかすな、アイス食いたい言うたんお前やろ」
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