ホモ部屋
□clumsy love
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ふぅ、と溜め息をついて、教室から外の体育の様子を眺める。
あんな遊び同然の体育なんてやったところでどうにもならない、そう思い授業をサボった。
体育祭が近付いているからか、行進の練習ばかりして、本当に面倒臭そうだ。
そう思って外を眺めていると廊下側のドアが開いた。
不審に思い、後ろを見るとそこに居たのは千歳先輩で。
どきん、とした。
「光クンもサボりばい?」
「そっスけど…」
目を反らして外を見て言うと、千歳先輩は何かあるのか、と隣に来て窓を覗き込んだ。
「今日は逃げんね?」
不意に頬に触れた手をパンッと払って、
「やめてください、キモいッスわ」
そんな言葉を吐き捨てられた千歳先輩はやけに愉快そうに笑った
*To be continued
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