現在
□全てベジータの仕業。
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「あーあ。あんたのせいでトランクス起きちゃったじゃない。」
トレーニングに行くのは勝手だけど。
いい加減、窓から侵入するのは止めて欲しいわ。
「…物音は立てていない。」
アイツは怪訝そうな表情を浮かべるけど、理屈じゃないのよ。
この子は、こんなに小さくてもちゃーんと、あんたの気を分かってる。
大抵がご機嫌斜めなのは、アンタが家を開けてばかり居るからだわ。
「どう?スーパーサイヤ人にはなれそう?」
癪だから、アンタの地雷をワザと踏んでみる。
「貴様には関係ない。」
案の定、怒気を募らせて睨んでくるけど、全然怖くないわ。
私がもっと怖いのは、あんたが目の前から居なくなる事。
そんな事、言った所で伝わらないでしょうけど。
「おい。飯は…。」
「用意してるわよ。」
ムカつくけど、あんたが死ぬのは嫌だし、地球が破壊されるのもゴメンだわ。
だから、出来る限り協力してあげる。
でも平和になった暁には、必ずあんたに私の言うことを何でも聞いて貰うんだから。
今に見てなさい!