現在

□全てベジータの仕業。
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「あんたねぇ。加減っての知らない訳?」


トレーニングを終えた息子の顔は、毎度見るに耐えない。


「その位の傷は直ぐ塞がる。」


あんたはそう言うけど。バカにでもなったりしたら、どう責任取るつもりかしら。


「ママ!聞いて!今日すっげー技が出来るようになったんだ!」


でも、楽しくて楽しくて仕方ないって笑顔で全てがうやむやにされちゃうんだけどね。


「おい。」


「何よ?」


「何を考えてやがる?」


別に。
あんたがトランクスばっかり構うからって訳じゃないわよ。


「物欲しそうな眼だが?」

ほんと。
小憎らしい程、あんたには全部分かっちゃうみたいね。


あんたのせいよ?
あんたが毎晩、私を抱くから。


たった1日離れてただけでも、あんたが欲しくて堪らなくなるのよ。


「そうね。あんたが解消してくれるんでしょ?」


だから、今夜は私が素直になるわ。
とびきり下品な下着を身に付けて。


あんたのそのポーカーフェイスを崩してあげるわ。
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