◆病識と病感の理解◆ (´･_･`)｡o
うつの方に対して家族や周りの方がはじめに困られるのは、明らかにうつ症状があるのに、精神科に受診させるにはどうしたらよいかということです。
本人がうつであることを理解するには時間がかかります。しかも一般の方が「うつ病」であるということを判断することはとても危険なことです。それは医師が診断して、じっくり説明していきますので、それに任せてください。
では、うつ症状で苦しんでいる人に対してどのように受診を勧めたらよいのでしょうか…
本人は自分がうつであるという「病識」がもてなくても、少なくともつらいという「病感」は自覚できます。ですので「病感」を上手くとりあげて、その人にやさしく受診を勧めてあげて下さい。
「あなたは今とてもつらいのですよね。そのつらさを楽にするために専門家に診てもらいましょう」
また、できれば最初の受診は付き添ってあげてください。本人がうまく症状を訴えられない場合、正確に診断できないことがあります。代弁してくれる人が必要なのです。そして、何よりもあなたが傍にいてくれるだけでココロの支えになるのです…
◆励まさないという基本 (v_v)
うつの方に「がんばって」と声かけることは禁句ということはよく知られるようになってます。
しかしわかっていても、ついつい苦しんでいる人を見ると何となく励ましてしまいたくなるものです。
ワタシもうつの方を見ていると元気になってもらいたい想いのあまり、常に意識していないと言ってしまいそうな時がありました。「頑張って」という言葉はうつの方にとっては、こんなに苦しんでいるのにまだ頑張らなければいけないのかという自責と焦りの渦となり、ますますその人を苦しめてしまう原因となってしまいます。
具体的に声かけていい言葉・悪い言葉を挙げてみましたので参照してみてください↓↓↓
(´▽｀)ノこの言葉だったらＯＫ！ヽ(▽ ｀)ノ
□大丈夫（きっとよくな るから）
□いつも見守っているよ
□（疲れているのだから ）休んでいいんだよ
□ゆっくり、ぼちぼちと いこうよ
□何かあったら、いつで も相談してね
□マイペースで、焦らず にいこうね
(｡-ω-)この言葉はかけちゃダメ！(-ω-｡)
■がんばれ
■しっかりしろ
■うつ病になるのは気の 持ちようだ
■うつ病になったのは、 あなたの性格に問題が あるんだ
その他、叱咤・激励での強い命令・断定した口調での言葉…
◆原因は何？(+_+)??
今まであんなにしっかりしていた人が全くの無力になる… それはまるで他人を見てるかのようです。
その人の何が悪かったのかと思ったり、気付いてあげれなかった自分自身を責めてしまったり…とうつの方の周りには悪循環が続きます。
あなた自身が不幸な気分におちいっていませんか
うつの人は、自分のせいで誰かが悲しむのはとてもつらいのです。
うつ病は脳の病気です。誰かのせいではありません。ですから、その原因を追求することは全く無意味なことなのです。
大事なことは「病気がそうさせているということ」を知ることです！ ということを知ると、そんなことは無意味だったということに気づくでしょう。
◆何よりも傾聴◆
(ノーo(^-^*)）
うつの方に接するときはそのまま話を聴くことが大切です。
ただ、うつの症状から長い話が続いたり、マイナスマイナスの思考だったり、どうしようもない沈黙が続いたり… 傾聴には根気もいるものです。
大事なのは、「その苦しんでいる人の傍に寄り添うこと」
それがどんなに大きな救いになることか。
じっくりお話を聴いていると、言葉と言葉の中に何が言いたかったのか気づくこともあります。
そして話せたことを評価してあげましょう。
「よくその話をしてくださいましたね。ありがとう。」
◆いいとこ探し◆
*ﾟ｡.*.(o´∀｀人)*ﾟ｡.*.
うつになるとあれも出来ない、これも出来ないと出来ないことばかりが目立ち、自己評価が低く自責感の中で苦しんでいる人が多くいます。
周りの人がちょっとでもいいから、できているところからどんどんホメてあげましょう！
不思議なことで、ホメられることでエネルギーを失なったココロがだんだん元気になっていきます。
かといっても一日中寝込んでて一体どこをホメたらいいのか、という人もいます。 そんなときは、「一日無事に過ごせた」そんなことから声かけていきましょう。。。
◆重要な決定は後回し◆
(｀ヘ´)
うつ病の方は焦りの中で苦しみながら生きている人です。
優柔不断でなかなか物事を決められない場合もあれば即、退職や離婚など重要な決断をひとりで出して行動に走ってしまう人もいます。
後で後悔しても手遅れなこともありますので、冷静に考えられない今ではなく、病気が治ってからでも決断は遅くないことをじっくり話し合いましょう。
◆職場での対応◆
((*′∀｀人′∀｀*))
うつ病の人は責任感が強い方が多いです。
「職場に迷惑をかけている」と充分に回復していないのに、もっともっと頑張らなければいけないと焦ることがあります。そのようなときは、上司から「会社のこと心配しないで、十分に休養するように」と声をかけてもらうと、どんなに楽になることでしょう。
中途半端に職場復帰してしまうと再発の原因となります。職場復帰の直後は、産業医とも相談して、できるだけストレスの少なく過度の責任がかからない業務についてもらうなどの配慮が必要です。
また職場の方たちは、病気に配慮しつつ、本人を特別視することなく休職前と同じように自然に接するようにしましょう。
その何気ない配慮が本人の大きな救いとなることでしょう。＼(≧∀≦＼)
