Milky load.

□]Xselection
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眉一つ動かさないリーダーはジョエルの目を見据えたまま何の抵抗もしない。

「本当に、教育が行き届いてるね。」

「当たり前だ。」

リーダーの強い口調に、ジョエルが止まる。
ハッキリと言葉を紡ぐ小さな唇、意思の強いそれに見惚れる。

「ラドクリフは俺を何処に出しても恥ずかしくない子に育てたんだからな。」

ビ…ッ!
ジョエルは一気にチャックを下げた。

「うん、そうみたい。本気で犯りたくなっちゃった♪」

リーダーの汚い身体を見てもジョエルの加虐心は萎えず、ベルトを外しながら妖しく笑った。
それでもリーダーは涼しい顔のままだ。

「その強気な態度がいつまで保つかな?楽しみだよ♪」

舌舐めずりをしたジョエルの目が興奮しているのを見て、流石にリーダーは片目を眇めた。

「あれ、ちょっと怯えちゃった?」

「変態って怖い。」

「そう、怖いんだよ。さて、ラドクリフ君はそこでソナ君の喘ぎ声でも聞いて最高の自慰を楽しんでね。」

ジョエルはわざと大きな音を立ててはリーダーの首筋を吸い、舐めた。
さらさら と鳴る衣擦れもわざとらしく 大きく ゆっくり 立てられる。

「うっわ、エロ。瓦礫だらけの路上に半裸で横たわる傷だらけの顔も声も可愛いスタイル抜群の少年。」

「わかってると思うが、動くなよ。」

「!」

見下ろすジョエルを通り越し、遠くを見据えながらリーダーは淡々と無線に話し掛ける。

「何が遭ってもそこを動くな。おまえは俺の帰りを待つだけでいい。迎えなんて頼んでない。」

「…まずはその小さい口を塞いでやる必要がありそうだね。」

血が出るほど噛みつかれたリーダーは痛みにもがき、ジョエルはそれを力の限り押さえ付けた。
無線の向こうで呼ばれる名前を、近過ぎる故、大き過ぎるが故、リーダーの耳は拾い複雑に顔を歪める。
痛みに開いた口にジョエルの舌が入り込んだ。
ジーンの時とは違う不快感を覚え噛みつこうと顎に力を入れる前に、ジョエルの手に顎を掴まれて、痛みでもっと大きく口を開けてしまった。

「うぐっ、」

苦しそうな喘ぎに無線の向こうで動く気配。
リーダーは渾身の力でジョエルを振り払った。

「動くな、ラドクリフ!これは命令だ!」

『!』

また口を塞がれたリーダーは、今度は大人しくジョエルを受け入れた。
舌のざらつきがただ不快でしかないが、抵抗を一切止めてジョエルの好きな様にさせた。

『ジョエル。』

無線の向こう。
久し振りに自分を呼ぶ落ち付いた声に、ジョエルは耳を鋭く尖らせ、リーダーは無線を睨み、続きを待った。

『ソナに、伝えて下さい。』

リーダーは無線の向こうでラドクリフが手を胸に頭を下げたのが見えた。
満面の笑みを、表情を失って久方振りに小さな顔に浮かべる。

 

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