不二受短編2

□約束(蔵不二)
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『溜まってるのを、ひとりで抜いちゃダメ』

思春期の少年にはつらい約束事を、白石が不二としているのは、ひとえに愛情による。


「濃いね、白石の」
「不二クンのもかなり濃いなぁ」
情事後のベッドで笑い合うのが、いつものやり取り。
「やって、1ヶ月抜いてへんし。前に不二クンとヤってから一回も」
頭を掻いて少し笑う白石に。
「ちゃんと約束守ってくれてありがとう、白石」
不二が嬉しげに微笑んでキスをする。
「ベタ惚れやから、裏切れん」
例え不二のいない夜に、ひとりで抜くことがどんなに魅惑的だとしても。
「今日はたくさんシようね、白石」
額をこつんと触れ合わせて可愛くねだった不二を、堪らず白石は押し倒した。
「…理性ぶっ飛ぶわ」
またすぐに猛ってきた男性器を、白石は不二の股ぐらにこすりつける。
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