不二受短編2

□本命(蔵不二)
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「白石、…激しい」

夏の熱帯夜。
家人のいない不二の家で、少年たちの秘めやかな密会。

白石は、不二の姉・由美子の彼氏だった。
「もっと、…ッ」
「もっと?」
不二の頭を撫でて律動を強くした白石に、
「違…ッもっと優しく、…!」
堪らず不二が根を上げる。



夜が白んだ頃に解放された不二が、汗だくの体で甘えるように男に縋り付く。

「白石、溜まってたみたいだね」

言われて不二にキスを落としながら、白石は魅惑的な貌で彼を見つめた。
「不二クンやないと満たされへんで」
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