不二受短編2

□龍宮(跡不二)
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永久の愛を誓った夜から、不二は跡部の龍宮に囲われた。
「不二、綺麗だぜ」
薄布をまとった不二が、跡部の下で乱される。
「まるで、龍宮の乙姫だな」
さらりとそんなことを言い、跡部は不二の裸体をむさぼることに集中していく。
「跡部の赤ちゃん、産めたらいいのにね」
不意にぽつりと不二が言った。
「ここが後宮なら、赤ちゃん産めないと認められない…から」
暗に跡部との未来に不安を匂わす口振りを、跡部が強引な口づけでふさいだ。
「俺がよそ見するとでも?」
跡部の真剣な眼差しに、不二は気迫負けしたようだった。
「ううん…跡部に限って、ない」
跡部の意志は固く、両親さえ今では不二の存在を認めている始末だ。

「孕ませてやろうか」

意地悪な顔つきになった跡部が、強く腰をグラインドした。
「…ぁあッ、…」
ダイレクトに腰にきた不二が、堪えかねて声を上げる。
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