不二受短編

□★男子トイレの事情(リョ不二)
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「見てみます?」
え? と不二が顔を上げる。
「せっかく昼休みに会ったんだし」
時間はたっぷりありますよ。
挑発的にリョーマは微笑む。
「いいのかい」
こちらもなんでもないことのようにクスリと笑った。
「…じゃあそのかわり、アンタのも見せてくださいよ」
「見たいの?」
「はい」
不二はしばし考えた後。
「いいよ」
頷いた。

ふたりは個室に入った。
「……」
リョーマが制服から出た男根を扱き始める。
不二も自分の男根に手を添えた。
「越前ってアメリカに彼女とかいたの?」
「初体験は済ませましたよ」
可愛くない後輩の一言に、へえ…と不二は返す。
「悦かった?」
「こんなもんかって感じっスね。ひとりでヤるのが打ち上げ花火、彼女とヤるのは線香花火ってなんかの雑誌にも書いてあったっス」
「ああ。わびさびを含めてね」
「わびさび?」
「彼女とするのは情緒的にも気持ちが悦いってこと」
「…ふーん」
リョーマの男根が大きくなってきた。
「じゃあ不二先輩、男とヤるほうが気持ち悦いってのはどう思います?」
「それは…」
どうなんだろうねと不二が思案する。
「お尻のほうがよく締まるみたいだからね」
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