Pr.

□もう一度キスを
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(神父様のバカ…)



二人でのお出掛け
せっかく楽しみにしてたのに、



枕を抱え部屋のソファーで膨れると、
部屋の戸がもの凄い音を立て開いた。

きっと神父様だ。




タタタタタ……



ばん!「エステルさん!!!」

ほら。



鍵は掛けていない。
けれどノックなしの出入りは
止めて欲しい。
いっその事閉め出そうか、そう
考えて立ち上がり、神父様と見合わせた



「神父様、勝手に――…」



思考が一瞬固まった。


「!す、すいませんノック無し
で……!あっ〜ι」



ゴロゴロゴロゴロ…



神父様の腕の中から転がるもの達

それは
ミカンだったり、梨だったり、
小さなクマのぬいぐるみ……
…だったり。

それを手探りで、かき集めて元に戻そうとしていた。



まさか…

と思ったけれど
最後のぬいぐるみを
ヒョイ、
と拾い上げて、



「これ貰ってもいいんですか?」

クマのぬいぐるみの手を顔の前
でぴょこぴょこ動かしてみせる。


「え……どうぞι…。」

焦りと、気に入って貰えるかな
とかきっと考えているんだろう
この笑顔は。




仕方がないですね




「じゃ、貰っておきます。
…そうそう、
神父様。…顔、上げて下さい」



どきっ

またもや神父の焦りが募った。
呼びかけられた事で一撃必殺の
アッパーでも喰らわせられるの
だろうと目をしっかり瞑って、
顔を上げる。




その唇に、
ちょんとぬいぐるみとキス。




「……え?」



予想とは思わぬ違いに唖然とする。
二度、目をぱちくりとさせて


目の前にエステルが『お返しは?』
とばかりに、しゃがんで待って
いた。


…少し照れくさそうに床に
手を付いて、お返しに神父は
その唇にそっと重ねた。

うっすら開けた両双の目線は合い、
二人は仲直りをした。








‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥*アトガキ*↓↓↓
如何なものだったでしょうか?
どうしょう全然ないかも…!!


(でもこの後どうなったか…?
の話書きたいな)←(書けるのか?)


感想をお待ちしています!
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