Pr.

□もう一度キスを
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もう一度キスを








「いや〜今日もいい天気ですね
ぇエステルさん」



太陽サンサン!
お日様あん
なに出てますよ〜



「……そうですね」
「なんですか?つれないですねぇ
…」




それはその筈

バチカンは暑い
暑い!と叫んでも涼しくなるような所ではない。


なのに……

「んン?エステルさん私のかほひは
ひふぁふ…」



………どうして朝からドーナツやら、
アイスやら手に持ってるんですか!!
アイスなら分かりますよ?

暑いですから


でも朝っぱらから甘い物をあんな
に口の中に詰め込んでιι



「じゃあエステルさんも食べ
「いりません!!」」



神父は何故エステルが怒ってい
るのか理解できていない。
そこでまた彼女の怒りは悶々と
つのるのだ。



怒っちゃいけないとはおもい
つつ、思わずイラッときて




「…私全然怒ってませんから!!!」




今の声を背から受けて瞬間的に
神父の喉がごきゅっと音をたてた。

どうやら今の大声でビックリし
たらしく、喉を詰まらせたらしい。


「@$£〜!!!
(◎口◎|||)*=」


長身の大の男が食べ物を喉に詰
まらせて、息苦しんでいる



……はぁ

今日この日の先が不安になる。
エステルは思わず額に手を当て
て首を振った。



あの時神父様は息を切らす程、私を
捜して呼び止めてくれていたのに


『エステルさん!、
…今日いい天気なので
散歩がてら出かけませんか?』

『…はい///』



なのにあの雰囲気はどこへやら…







「ι!……はぁ、はぁ、っ……
ぇえすてるさん!急に大声出して
吃驚するじゃないですか!」



なにこの雰囲気!
私さっきから神父様のお守り役じゃない!


「神父様が勝手にあちこち歩くか
らいけないんじゃないですか!」


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