ハヤテのごとく!

□ナギマリクエスト・裏 誰がために鈴(チャイム)は鳴る?
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三千院家



「と、言う訳なのですが……」

三千院家の居間では2人のの人が話しをしていた。一人は生徒会長である桂ヒナギク。もう片方は三千院家執事長のクラウスであった。

「ナギとハヤテ君とマリアさんが消えただけでなく、鷲ノ宮さんや愛沢さん、こちらで確認しているのは歩、理沙、泉、美希、泉のお兄さんの虎鉄さんと……まあ、ハヤテ君が関わっている時点で面倒なことになっているのは分かっているのだけど」

ため息をつきながらヒナギクが言う。

「本来であったら、非常用の発信機ぎ作動する筈なのですが……」

「それが反応無し、と」

「はい。プラスチック爆弾100sの直撃にも耐え、完全防水、チャンネルが一つ使えない場合には他に5チャンネルあり、電池も三千院家特注のものです。電波も特殊な物を使用し、地下3qまで届くようになっています。それに反応無しということは」

クラウスの言葉をヒナギクが先取りする

「電波の届かない、信じらんないけど……別世界にいると」

クラウスが答える。


「はい。鷲ノ宮家に問い合わせた所、空間に歪みが出来ていると。妖怪などではなく、悪魔、それも最上位の物であるということで……」


ヒナギクが聞く。

「鷲ノ宮家の者には無理だと」

「はい。伊澄様以外にそれに対抗することは出来ないと」


ヒナギクが悲痛な声をもらす。

「それじゃどうするのよ……」


「それについては鷲ノ宮家で対処方法を作り出しておいたと」


「それじゃ、ハヤテ君達は……!!」


ピンポーン


ヒナギクの言葉を遮るようにチャイムが鳴った。
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