最遊記(Not.D)
□各々のLove style?
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「妬いてねぇよ!!!ただ、なんで、この超絶美形の俺様が居るのに、悟空にラブレターが渡されんのか、納得いかねぇんだよ!!!」
久保田は、そっと煙を吐き出すと、静かに、時任の首に手を回した。
「時任には、俺が居るから、良いんでない?
それとも、付き合いたい女の子でも居るの?」
「今は、居ないけどさ」
「なら、良いんでない?」
「でもよ、1度位は貰ってみたいじゃんよ。女の子からのラブレター。というか、なんで、この俺様の魅力に気づかねぇんだよ」
「ま、時任の魅力は解る人に解ってれば、良いんでない?俺は、ちゃんと解ってるし…」
「久保ちゃん…」
そんな2人をよそに、悟空は席に戻った。席に戻った途端に、悟空の前に座る斉藤が振り返り、尋ねる。
「ラブレター貰ったの?」
「うん…だけど…」
「良く解んなくて…」
珍しくも落ち込む悟空を優しく見つめていると、悟空は勢いよく顔をあげた。
「そう言えばさ、八戒おじさんってカナ姉とどうやって会ったの?」
突然の質問に八戒は、虚を打たれるも、穏やかに答えた。
苦笑を洩らしつつも…。