シリーズ

□needless
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皆に責められて、一人だった。1万人の人を俺はころした…


(っ!)


涙と吐き気を抑えながら部屋の隅を見る…そこには俺たち以外で助かった唯一の人間である俺より4つ下位の女の子で、ずっと目を醒まさないで眠っていた。何故かパッセージリングの傍にいた彼女はティアの譜歌で助かった。



ふと目を向けると、眠ったままだった彼女が俺をみていた


「…マスター?」

「んだよ、マスターって」


真っ直ぐ俺をみて首を傾げるコイツに俺は恐怖しか感じなかった。



こいつも俺を責めるのか?怖い恐い恐いこわい嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!鼓動が早くなる…込み上げる吐き気と喪失感。逃げたい、消えてしまいたい…


「私が守ります。」


凛とした声が聞こえた。


「身体も心も魂も全部マスターに捧げます。命を掛けて守ります。だから何も恐れないでください。」

「なん、で…?」


初対面なのに、分からない。だけどなんだか凄く安心できた。だから、信じたいと思った。



「私たちはどんな2人よりも強い絆で結ばれているんです。だから、恐れないでください、拒絶しないでください。」

「っ、」


彼女の手が俺の手を包む



「何があろうと私は貴方を受け容れます。」



彼女の手はとても暖かかった。




***
ルーク依存フラグー
この子たちの末路は決めてるんです!次ぎあたりにアッシュだしたい(希望的)

2010/08/14
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