非夢

□計算された狂気
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今回はいつも以上の駄文です。そしてヒトを選びます。

フレディは純粋な子とか考えてる人は絶対に見ないでください。
ただ、私が黒いフレディを見たくなったためのブツです。ヤンデレっぽいかもです










「ほら、ねえちゃんもにいちゃんも早くー!」

「待ってフレディ!」


オレの言葉に慌てるレナと、彼女の少し後ろを歩いているアーウィン。この光景だけなら少し前のことは本当はただの悪夢だったって言っても納得できる位、緩やかな時間だった。







オレがレナと出会ったのは確かに偶然だった。だけどね、彼女のことは知ってたんだ。村でも、上層部の一部しか知らない秘密…あの堕ちた聖女が人為的に央魔を造ろうとしていたことは、結構前から分かっていた。


もちろん、その央魔の材料に初代様の骨が使われたのも知っていた。失敗するって考えてたから基本放置状態だったんだけどね。



それがレナだとは途中まで分からなかったけど、アーウィンがあの聖女の名を出したことでオレはそれを理解した。まぁ流石にオレが入蝕されたことと、授血されたことは想定外だったけど…



でも取り敢えず、彼女は央魔になった。それは初代様への回帰を願う村にとっては喜ばしいことで、オレにとっても都合のいいことだった。



村は昔から祓い手として強い力を持つ者の血を掛け合わせて、より強い祓い手を造り出そうとしていた。そしてそれは初代の再来とも呼ばれるオレが生まれたこともあって、ますますそういう傾向が強まってる。



その中で初代様の骨とあの聖女の血から作られたレナは最高の存在だし、オレも初代の力と血を継ぐ存在…レナが央魔ってことで外野が色々煩いかもしれないけど、オレたちは掛け合わせるのに、これ以上ないってほどピッタリだ。



はじめて会った時から血が騒いで、欲しいと思った…レナはオレがこんなことを考えてるなんて分かってないよね。



だけどオレは手に入る位に近くにいるレナを逃がすつもりは更々ないんだ。真綿で首を締めるみたいに甘く、優しく茨の柵で覆いながら、もし途中で気付いても、裏切られても信じる位に身内に甘いレナはオレから逃げられない。



そうして、動けなくなった所でゆっくりオレに堕としてあげる……だからさ、覚悟しててよね、ねえちゃん…








***
真綿…と最後の下りが書きたかっただけのです。ホントごめんなさい

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