詩 其の壱

□雲
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空に浮いたあの雲に
行き着く先などあるのだろうか
何処へともなくさ迷って
ただ終わりのない旅をする

時に別れて時に出会って
そんなことを繰り返すけど
それを終える日はあるのだろうか
消えてしまうまでに 一度でも

空に浮いたあの雲に
行くべき場所などあるのだろうか
真っ青な空に独りさ迷い
時に流すは 涙の雨

時に別れて時に出会って
そんなことを繰り返しながら
終わり無き旅に身を任せ
そうしていつかは消えるのだろう

誰かあの雲に休息の時を
どうか彼に行き着く場所を
孤独でないよう真っ白な空を
どうか与えてはくれないだろうか
 

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