詩 其の弐

□ウタカキ
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あたしの書いた恋の詩
届くわけないと知ってるから
あなたへの想いそこに託して
誰かに届けと願ったの

隣にいられることが幸せ
そう思ってたのも束の間
あたし日に日に貪欲になって
越えられぬ壁を目の当たりにした

こんなに近くで笑ってるのに
指を絡ませ手をつなぐこと
あと一歩の距離近付くこと
それを許される権利はなくて

恋の詩を綴ろうか
あなたに届かぬ想いの数だけ
越えられぬ壁蹴飛ばすように
あなたに向けて飛ばそうか

いつか気付いてくれればいい

あたしの書いた恋の詩
届くわけないと知ってるから
あなたへの想いそこに託して
誰かに届けと願ったの
 

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